楽しいこと覚書

テニスに熱い中学生とか、シャイニング事務所とか、ノエルジャパンエージェンシーとか。

『KING OF PRISM PRIDE the HERO』、通称キンプラを見にいきました

6月10日に公開された、『KING OF PRISM PRIDE the HERO』を見てから、早くも1週間が経過しましたね。

キンプラを見たみなさんはお元気でしょうが、キンプラをまだ見ていないみなさん、お元気ですか? なになに~、今すぐ映画館に地球の色を確かめに行こう!(キンプラを見ると今まで当たり前だと思っていたことが覆ります)

 

冗談はさておき、前作のキンプリで応援上映に火が付き、一躍「時の映画」となったこの作品。その続編ですから前作以上のたくさんの期待がかかっていることがわかります。しかしキンプリはちょっとした流行りのアニメ作品とは一味違うんですね。そう、キンプリの前身となる作品は『プリティーリズム レインボーライブ』、2013年の4月から翌年の3月まで、テレ東系列で放送されていたアーケードゲームを元にしたものなのです。放送当時からキンプリ公開まで、根強いファンに愛されている作品だったからこそ劇場版が制作され、更にその煌めきを広げて今回の続編、キンプラが公開される運びとなったんですねぇ。すべては当時から応援しているプリズムエリート(※プリリズの素晴らしきファンの皆さんをこう呼びます)のおかげ。そして菱田監督をはじめとする、製作のみなさんのおかげなんですよね。

 \ ありがとうー! / \ だいすきー! /

 

そんな話はさておき、今回はそんなキンプラを見に行った感想を。

(以下、ネタバレご注意)

 

 

初めてキンプラを見たとき、その1秒1秒の濃厚さに、思わず眩暈がするほど。衝撃と興奮と感動が間髪いれずに画面を通して伝わってくる……というよりも殴り込んでくる感覚。上映終了後、ヘロヘロになって思わず立てない……と思いました。きっと私だけではないでしょう。

 

そして前回以上に小ネタが多かったように思います。プリティーリズムレインボーライブはもちろん、その前シリーズであった『プリティーリズムオーロラドリーム』『プリティーリズムディアマイフューチャー』内の要素もたくさん!更には監督が今まで携わってきた作品、監督がリスペクトしている作品の要素など、言い出したらきりがありません。私も自分で気が付いた部分は「これはっ!?」「この表現、どこかで…!」といったように楽しみましたが、きっとそれもほんの一部。その全てに気づくことができた人は、どれくらいいるのでしょうね。

しかし、その小ネタはあくまで小ネタ。それらを知らなくてもいいんです。むしろ、小ネタに気を取られ過ぎてしまうかもしれない。何より「キンプラ」そのものの馬力を、映画館で楽しむこと、これが一番楽しくて、煌めきに満ちている! のだと思うのです。

 

この作品は大きな衝撃と感動に満ちているけれど、考察をし始めると本当に果てしない規模のことになります。公開後すぐにファンたちはそれぞれの考察をfusetterを使用しながらtwitterで呟き、TLには○○が溢れかえる事態となりました。

それぞれの考察で見えてくること、新しい気づきなども多くあり、とても楽しいのですが、ここで私は敢えて、"Don't think, Feel!!"  の楽しみ方を推したいと思います。

 

何といってもこの作品の魅力は「プリズムショー」。臨場感溢れるダンスと歌、そして会場の熱気、選手陣の情熱に満ちた技の叫び……作品の後半、ショーの時間が何といっても楽しいのです。ワクワクし、ドキドキし、気が付いたら涙を流している……。

その時間に、私は何も考えていないんですよね。劇場に足を運ぶ回数を重ねても、ショーの間は彼らの煌めきを感じている。

それだけで、あの作品のすばらしさに浸ることができる…。

 

この作品はメディアで多く取り上げられることが増えましたが、そのほとんどが「応援上映」にフォーカスされたもの。

しかしプリティーリズムの魅力はそこに留めておくにはもったいない!!一言では語りつくせない、「流行り」とは絶対に言わせない、魅力に満ちています。キャラクター一人一人の背景、その家族・友情・時代を超えて繋がるストーリー。その規模の大きさに、果てしなさに、私たちは心を掴まれ離してもらえないままなのです。

 

今回の物語で、Over The Rainbowのストーリーは一つの区切りを迎えたのではないか、と思います。

しかし、今作を見たことで、新たな疑問もたくさん湧きました。

・聖と仁の関係は、これからも形を変えることはないのか?

・シンは一体何者なのか?

・ルヰは一体何者なのか?

・The シャッフルはこれからどうなるのか?

・山田さんはこれからも寮長だけの役割なのか?

・エデロ生たちのこれからはどうなるのか

 →・ユキノジョウと家族、そしてプリズムショーの関係

  ・ゼウスはヒロを倒すことができるのか?

  ・カケル、ミナト、レオたちのプリズムショーはどうなるのか?

 今回のエデロ新入生たちは、シンやタイガ以外にキングカップに出たメンバーはいません。それぞれが、それぞれにしかできない方法で仲間を支え、エーデルローズを支え、守りました。けれどそれだけでいいのか? よくない! 私たちは彼らにだって素晴らしいプリズムショーを見せてほしいよ! 彼らにスタァになってほしい!!!

 

……だからプリティーリズムシリーズはまだまだ終われない、そうですよね、菱田監督。

でもまだまだ勢いがきっと足りない、もっと盛り上げらなければならない。

 

さぁ、映画館に行こう。何度でも映画館に行こう。

大切なのは記憶じゃない、記録なのだ!(どっちも大切です)

 

ありがとうの代わりに好きって言いながら、お友達を誘ってみんなで映画館に行きましょう。彼らの未来を見るために。

 

おしまい。